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CCUSって何?

CCUS(建設キャリアアップシステム)とは

 

建設キャリアアップシステムとは、技能者の資格、社会保険の加入状況、現場の就業履歴等をシステム内に登録・蓄積する仕組みのことです。

 

システムに登録した技能者には個別のICカードが配布され、カードを利用して技能者の就業履歴などを蓄積します。

 

ICカード有効期間は、事業者は発行日から発行9年経過後最初の誕生日(申請時60歳以上の方の有効期限は同14年目の誕生日)までです。

 

建設業許可の有無は関係なく、法人・個人事業主ともに登録できます。

 

あらかじめ事業者登録と技能者登録を行い、所定の審査後に、システムを利用できます。

 

この記事では、次のことをCCUS登録行政書士が解説します。

  • CCUS登録のメリット
  • CCUS登録のデメリット
  • 令和5年度から義務化に

 

CCUS登録のメリット

 

CCUSに登録することで、技能者の方には次のメリットがあります。

 

  • 現場名、就業期間等をシステム内の共通ルールで蓄積することで、経験の証明や確認が容易にできるようになる。
  • 技能者レベルに応じたキャリアアップカードの色分けされているため、経験・技能を蓄積されていくことで、将来の見通しがたち、処遇改善につながる。
  • 建退共証紙を確実に貼付することで、退職時の建退共掛け金を漏れなく積み立てることができる。

 

事業者の方のメリットは、以下の通りです。

 

  • 施工体制台帳や作業員名簿の作成の手間やミスを削減でき、書類作成にかける時間が大幅に減る。
  • 技能者のレベルにより、経審の点数に加点がある。
  • 自社の技能者の実績をきちんと残すことで、働き手に選ばれるポイントとなり得る。

 

 


CCUS登録のデメリット

 

デメリットのひとつは、登録料や管理者ID等に利用料金がかかることです。

 

事業者登録をするためには、登録時と更新時に支払いが必要です。

 

登録の有効期限は5年間(登録が完了した日から5年後の登録月末まで)のため、5年に一度更新します。

 

登録料は事業者の資本金額をもとに6,000円から240万円まで定められています。規模の大きい事業者ほど、登録料は大きくなります。

 

登録料のほかにも、11,400円の管理者ID利用料が毎年かかります。

 

技能者も登録時に費用がかかります。インターネット申請の場合、簡略型が2,500円、詳細型が4,900円支払う必要があります。

 

 

建設キャリアアップシステム 令和5年度(2023年)から義務化に

 

2022年時点では、CCUSの登録は任意です。

 

ただし、外国人を受け入れる事業者と、特定技能外国人、技能実習生、外国人建設就労者は、登録が義務とされています。

 

その他の事業者様においても、建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用が全ての工事で原則化する方針が発表されたことで、2023年度から義務化が予想されています。お早めに導入をご検討ください。

 

 

CCUS登録に関してのご相談は、こちらからご連絡ください。

 

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