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児童発達支援管理責任者について

児童発達支援管理責任者とは

 

放課後等デイサービス、児童発達支援などのサービスを運営するためには、児童発達支援管理責任者が1名以上必要です。

この記事では、次のことが分かります。

  • 児童発達支援管理責任者の業務
  • 資格要件
  • 受講が必要な研修
  • 実務経験証明書

 

児童発達支援管理責任者の仕事内容

 

児童発達支援管理責任者は、放課後等デイサービスや児童発達支援において、個別支援計画に基づく支援の質の管理や、支援に伴う連携や相談を行います。

児童発達支援管理責任者の業務は、次の通りです。

  • 個別支援計画の策定・管理
  • サービスの品質管理
  • 保育所などの関係機関との連携
  • 保護者からの相談の対応を行います。

個別支援計画の策定・管理においては、利用者や保護者の意向を踏まえて目標等を具体的に設定し、一人ひとりの特徴や課題に合わせた支援を行います。

個別支援計画に基づいてサービスが提供されるため、サポートを受けるためには、必ず作成される必要があります。

 

 

児童発達支援管理責任者の資格要件

 

平成29年度4月からの新基準に伴い、3年以上の児童・障害者への支援の経験が必須となりました。

相談支援 該当する施設または事業所で相談支援業務に従事する者 5年以上の実務経験のうち、3年以上の児童・障害者支援の実務経験
直接支援業務 該当する施設または事業所で直接支援業務に従事する者 8年以上の実務経験のうち、3年以上の児童・障害者支援の実務経験
有資格 該当する資格を持ち、施設または事業所で直接支援業務に従事する有資格者 5年以上の実務経験のうち、3年以上の児童・障害者支援の実務経験
国家資格 該当する国家資格を持ち、相談支援業務または直接支援業務に従事する者 国家資格による業務に5年以上従事かつ、3年以上の児童・障害者支援の実務経験

詳細な実務経験については、雇用する前に必ず指定権者に確認してください。

詳しくは、厚生労働省のホームページをご参照ください。

 

兵庫県の児童発達支援管理責任者の研修

 

児童発達支援管理責任者となるためには、実務経験要件のほかに、研修修了要件を満たす必要があります。例えば、兵庫県の場合、次のように基礎研修、実践研修、更新研修に分けられています。

 

<児童発達支援管理責任者となるまでの研修 一例>

基礎研修(相談支援従事者初任者研修の講義のみを11時間とサービス管理責任者等研修を17.5時間受講)

OJT

サービス管理責任者等実践研修を16.5時間

児童発達支援管理責任者として配置

サービス管理責任者等更新研修を6時間程度(5年毎に受講します)

令和2年度に見直された兵庫県の研修内容はこちら

 

実務経験証明書について

 

児童発達支援管理責任者となるためには、実務経験証明書を必ず以前の就業先で記載してもらう必要があります。

実務経験証明書がない場合、児童発達支援管理責任者となることができないため、早めに取得の準備をしましょう。

 

 

放課後等デイサービス・児童発達支援事業の指定申請のご相談・お問い合わせは、こちらからお願いいたします。

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