受給者証で確認すべき内容とは?|障害福祉サービス

利用希望者と契約を交わすときに、受給者証の内容についてどこを確認する必要がありますか?

野田 美紗子 (行政書士)

障害福祉サービス施設の事業者が受給者証を確認する場合の、
主なチェックポイントや取得後の注意点をお伝えします!

目次

受給者証は、サービスを利用する本人が給付の決定を受けていることの証明書

給付費の支給を受けるためには、サービスを利用する本人が給付の決定を受けていることが必須です。

契約を交わしたら、以下の受給者証の内容を確認しましょう。

受給者証の主な確認事項

  • 給付決定がなされていること(交付年月日など)
  • 給付決定を受けた支援の種類
  • 有効期間
  • 支給量(1カ月間に利用できる日数など)

利用申込者がまだ受給者証を入手していない場合はどうする?

初めて障害福祉サービスを利用する場合、受給者証をまだ入手していない場合もあります。

そうした方から利用の申込みを受けたら、ご本人の意向を踏まえたうえで、事業者は受給者証を申請して入手できるようサポートすることが求められています。

支援サービスを提供することになったら

利用申込者と契約が成立してサービスを提供することになったら、受給者証に以下の事項を記入する必要があります。

  • 法人名と事業所の名称
  • 支援の内容
  • 1か月当たりの契約支給量や契約日数
  • その他必要な事項

有効期限の管理に注意

受給者証には有効期間が定められています。その期限を過ぎてしまうと給付費が支給されなくなります。

結果として支援サービスを受けることができなくなってしまうため、支援が途切れることのないよう、利用者が申請手続きを行えるようにサポートが必要です。

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